2018年07月30日

繋がるシーン…健康、そして社会とのかかわりの大切さ、  眸畑中建築設計事務所 畑中ひと美

要支援のご夫妻のアプローチ改修計画

現況  外に出にくいアプローチ・・・ 

敷地と前面道路の高低差があり、外部への出入り口は、急な坂と急な階段しかありません。
健常者でも出入りしにくいアプローチは、介護度要支援のご夫妻にはとても厳しい。
既設の手すりにぶる下がるように出入りしている現状を、少しでも出やすい状態に改修することになりました。

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住宅改修することで健康への影響悪化を改善。

計画  
寝たきりの原因として閉じこもり症候群をもたらす要因に、身体的、心理的、社会・環境要因
の3要因が挙げられます。
このような閉じこもりに至らない為には改善が必要です。
アプローチの住宅改修をうことで
利用者の活動範囲を広げ生活空間の改善にもつながるように計画しました。

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高低差の少ない東側に、緩やかな階段(1段120o)とスロープを設ける。
道路側には、安全に配慮して転落防止柵を設置する。

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繋がるシーン・・・生活空間のひろがり。

完成 
アプローチ工事の結果 緩やかで上り下りが容易な階段は、段鼻をレンガにして踏み外さず安心して登れるとともに明るい空間となりました。
安全に出入りできるようになったことで、利用者の生活習慣にも変化がみられるようになり、地域社会とのかかわり、外出頻度も増加しました。
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 利用者の状況: (夫)

 生活空間を広げる
 予防行為の開始

 毎朝、杖を玄関に置 き
 階段とスロープを上り下りする
 リハビリを自発的に開始しました。

 利用者の状況: (妻)

 活動範囲の広がり

 できなかったゴミ捨てが、
 キャリーカーを使用して
 ゴミ出しできるようになりました。


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 社会参加
 コミュニケーション

 出かけることが多くなり、
 ディケアにも進んで
 参加するようにりました。

 また、緩やかな階段の
 アプローチで友人が
 安心して訪ねてくる
 機会が増えました。







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 住宅改修したことで
 社会との繋がりが
 ひろがりました。

 今後はさらなる
 生活全般の活性化が
 期待されます。



 設計 眸畑中建築設計事務所
    畑中ひと美



posted by afa-works at 17:39| 作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする