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2017年12月15日

ハウジングコーチで欲しい物を選りすぐった家づくり よつば暮らしデザイン室

最初に奥様が相談に来た時は新築ではなく、かたづけができない、という相談でした。

いろいろお話をうかがっていると「結婚と同時に親の言われて渋々買った中古住宅なので不満だらけ」ということでした。

そこから夫婦で話しあってなんとか建て替えることに。

予算も限られるなか、今度こそ思い通りの家にしたいと、ハウジングコーチで要望を掘り起こし本当に欲しいことを見極めて優先順位を決めました。

ハウジングコーチとは、コーチングというコミュニケーションスキルを使ってお客様の潜在意識を掘り起こし過去現在未来の住まいをイメージし、これからの住まいのコンセプトをつくる手法です。

通常のヒアリングにプラスしてこれを行うことで、デザインや性能や間取りといった見た目の満足だけでなく、心の満足度を高めることができます。


写真 (20).JPG



 










出てきたコンセプトは「それぞれの一人を大事にする家」でした。

家事をするのにちょっかいだされるのが嫌な奥様、一人で集中したいご主人、それぞれのペースをきちんと確保できる間取りを考えました。

特にこだわったのが洗濯動線。脱衣室⇒室内干し場⇒バルコニー⇒クローゼット、これが一直線になることにこだわりました。


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南側の隣家があるため明るくするための吹抜けも。キッチンに立つとちょうど空が見えます。


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素材はできるだけ「そのまま」のもの。ツルツルピカピカした「ニセモノ」ではない物を。

ソファセットではなく床でごろごろしてテレビではなく壁にプロジェクターで映す大画面。


30坪という限られた空間にしっかり欲しい物をつめこんだ家となりました。

家事がすこぶる楽になり、自分の時間が予想以上に増えて一人になりたい欲求が減った、というおまけまでついてきた、という感想をいただきました。


概要
愛知県犬山市
木造在来工法2階建
30坪
設計:よつば暮らしデザイン室・佐藤百世
施工:大工の加治木



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posted by afa-works at 00:58| 作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする